Free特産の寒締めホウレンソウ 消費拡大へ試作品お披露目/久慈

寒締めホウレンソウの一次加工品を使った料理を試食する生産者
寒締めホウレンソウの一次加工品を使った料理を試食する生産者

久慈地方農業農村活性化推進協議会(会長・遠藤譲一久慈市長)は、久慈地域で生産される寒締めホウレンソウで乾燥粉末、冷凍、ペーストの3種類の一次加工品を試作した。5日は久慈地区合同庁舎で、関係者が一次加工品を使ったメニューを試食し、消費拡大に期待を寄せた。
 寒締めホウレンソウは、寒気にさらして蓄えた甘みがある一方、株が平たく広がった特有の形状が洗いにくく、飲食店や家庭で敬遠されることもあった。
 同協議会が依頼し、洋野町の長根商店(長根繁男代表)が、キノコの加工で培ったノウハウを活用して一次加工品を試作。丁寧な洗浄に加え、特徴である栄養成分や食味が落ちないよう工程を工夫した。
 この日は関係者や生産者約30人が、冷凍物のごまあえ、ペーストのソース、乾燥粉末を使ったシフォンケーキを試食。出席者からは、生鮮品と遜色ない味―と高く評価する声が目立った。
 新岩手農協・久慈地域野菜部会長の川平義明さん(久慈市)は「ケーキなど甘いお菓子にも合っていた。冬以外の時期にも食べてもらえるようになり、可能性が広がる」と話した。
 同協議会や長根商店は今後、一次加工品の事業化、飲食店への提供を視野に検討を進める。