Free「フローリテックジャパン」6月事業停止、継承先探す/六ケ所

6月末での事業撤退を明らかにしたフローリテックジャパン=5日、六ケ所村
6月末での事業撤退を明らかにしたフローリテックジャパン=5日、六ケ所村

六ケ所村は5日、同村尾駮で鉢花などの生産販売を行う「フローリテックジャパン」(水野勝義社長)が6月末で事業を停止し、撤退する方針であることを明らかにした。同社は従業員の雇用継続などを視野に事業の継承先を探しており、継承者には施設を無償で譲渡する考えを示している。
 同日開かれた村議会むつ小川原エネルギー対策特別委で、村が報告した。
 村などによると、3日に同社の出資者であるハクサンホールディングス(愛知県日進市)が、村に対して撤退を報告した。花の需要減少による販売不振が主な理由で、村に対し、事業継承者を探す際の支援を要請した。
 同社は、土地を所有するトヨタ自動車と同ホールディングスの共同出資により、1999年に設立。2014年にトヨタ自動車が撤退し、同ホールディングスのみの出資となった。ピーク時は、ポインセチアなど年間約400万鉢を生産していたが、近年は出荷数が減少していた。従業員は正社員11人とパート30人で、うち36人が村民。
 施設面積は、2万300平方メートルで、温湿度管理や日照コントロール制御システムを整備。設備などの変更でイチゴやトマトなども栽培できる。土地はトヨタと賃貸借契約を結んでいる。
 撤退について、戸田衛村長は取材に「経営は順調と思っていたので驚いた。6月までに継承先を探すということなので、従業員の対応も含めてしっかりサポートしたい」と語った。また、村内業者が事業継承に名乗りを上げる場合は、支援策なども検討するという。
 同社は「撤退は村に申し上げた通り。継承先については交渉中で、申し上げられない」とした。