Free「ふぐ福まつり」9日から 八戸と青森市の10店舗で提供

9日からの「八戸前沖ふぐ福まつり」をPRする八戸日本料理業芽生会のメンバー=7日、八戸市庁
八戸近海で水揚げされた天然のトラフグを手頃な価格で味わえる「八戸前沖ふぐ福まつり」が9日から、八戸、青森両市の10店舗で始まる。両市の料理人らでつくる八戸日本料理業芽生会(竹中亨考会長)が主催し12回目。地元産のトラフグのさらなる知名度向上を目指す同会は「イカやサバだけではない高付加価値の『第3の魚』をPRしたい」と意気込む。6月21日まで。
期間中は、てっさ(刺し身)やてっちりを含む3種類のコース料理を共通価格の6600~1万1千円(税込み)で提供。このほかオリジナルのコースを出す店舗もある。首都圏などでは優に1万円を超す内容で、評判を聞いた県外客も足を運ぶという。
芽生会によると、八戸前沖のトラフグは産卵に適した海水温になる5、6月が最盛期。トラフグを含むフグ類の漁獲量が年々増える中、同会も毎年5月29日を「八戸ふぐの日」に制定するなどブランド化を推進してきた。
竹中会長らは7日、八戸市庁に熊谷雄一市長を訪ねてイベント開催を報告。てっさを試食した熊谷市長は「上品な味わいで、今年はよりおいしい」と太鼓判を押した。
提供コースは参加店で異なり、3日前までの予約が望ましい。フグ料理の宅配に対応する店もある。予約や問い合わせは各店舗へ。
八戸市内の参加店は次の通り。
割烹(かっぽう)金剛、割烹銀波、串と季節の料理おはな、裏町しはん、鮨・日本料理ぼてじゅう、素材礼讃丹念、魚食家きんき、八戸パークホテル