Free牧草地でのびのび 三沢市営牧場で放牧始まる

牧場を駆け回る牛
三沢市営牧場で1日、本年度の放牧が始まった。市内の肉牛農家、酪農家から預けられた肉用牛と乳用牛が広大な牧草地に放たれ、悠々と歩き回った。11月中旬まで、計約150頭の放牧を予定している。
牛の健康的な育成と生産者の負担軽減が狙い。指定管理者のサウザンドリーフ(同市)が管理する根井、仏沼両牧区の計約109ヘクタールで飼育される。
この日、牧草地に放たれた牛は104頭。群れになって駆け回ったり、青々とした草をはんだりして、伸び伸びとした様子だった。
期間中、同社は採血や病気対策を講じて牛の健康管理に当たる。黒坂美徳牧場長は「良質な牧草を食べて、一回りも二回りも成長して、生産者の元に戻ってくれることを願っている」と話した。