Free【新型肺炎】八戸市内の小中学校 3日から一斉休校

マスクを着用し、校内放送を聞く児童=2日、八戸市立小中野小
マスクを着用し、校内放送を聞く児童=2日、八戸市立小中野小

新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、政府が全国の小中学校などに臨時休校するよう要請したのを受け、青森、岩手両県の一部市町村では2日から一斉休校に入った。3月末まで休校し、そのまま春休みになるため、実質的に新年度まで1カ月以上の休校となる。一方、3日から一斉休校となる八戸市内の小中学校では2日、3学期最後の授業が行われ、教員が児童生徒に健康管理の徹底や自宅でも勉強に取り組むなど充実した生活を送るよう呼び掛けた。
 休校措置は各自治体にゆだねられており、青森県南地方では、むつ市や三戸町など12市町村、岩手県北は二戸市や洋野町など5市町村が2日から休校。3日には八戸市や十和田市、久慈市などが休校措置を取り、三沢市やおいらせ町などは5日から休みに入る。
 八戸市立小中野小(鈴木稔校長)では、2日午後、感染防止の観点から全校児童は体育館に集まらず、鈴木校長が校内放送で臨時休校の理由を説明。「(2日で3学期を終えるのは)残念だが皆さんの命を守る取り組みだ。そのことをしっかり受け止め、有意義な生活を送ってほしい」と呼び掛けた。
 卒業を間近に控えた6年生の教室では、児童がマスクを着用し、放送に耳を傾けた。石藤陽士君(12)は「授業が終わりなのは寂しい。クラブ活動の後輩に会えなくなる」と肩を落とし、柄本百絵さん(12)は「試練だと思って頑張るしかない」と気持ちを切り替えていた。
 同校では、児童の健康確認のため12、13の両日を出校日にするほか、式の内容を簡略化した上で19日に卒業式、26日に修了式を行う予定。3月に終えられなかった一部教科の未履修部分は、新年度の早い時期のカリキュラムに組み込むという。
 市内の中学3年や小学6年の児童生徒は、ほぼ必要な授業を終えているが、仮に未履修部分がある場合は進学先に引き継ぐ。
 青森県教委や市教委によると、今回の休校措置に伴い、来年度の夏休みを短縮するなどの措置は検討していないという。