Free久慈北道路が開通、三陸道全線開通へ前進

開通した久慈北道路の侍浜IC付近=1日午後3時半ごろ
開通した久慈北道路の侍浜IC付近=1日午後3時半ごろ

国が復興道路として整備する三陸沿岸道路の久慈北道路(久慈市侍浜町―同市夏井町、7・4キロ)が1日、開通した。急カーブや急勾配が多かった国道45号を回避できるようになり、安全性や利便性が向上する。来年3月末を見込む八戸市―仙台市間の全線開通に向けて大きく前進した。
 同道路は、侍浜IC(インターチェンジ)と久慈北ICを結ぶ。両ICは上り、下り共に出入り口を備えたフルICとなる。
 一方、中間の侍浜南ICは、一方向にしか乗り降りできないハーフICとなる。構造物は、宮古市以北のコンクリート橋では最長の鳥谷高架橋(延長497メートル)がある。
 開通区間は久慈道路(久慈北IC―久慈IC、3・2キロ)とつながり、久慈市内の計10・6キロが自動車専用道路で結ばれた。
 三陸国道事務所によると、並行する国道45号で計15カ所あった急カーブと急勾配が久慈北道路ではゼロになり安全性が向上。迅速な救急搬送にもつながり、洋野町役場種市庁舎から岩手県立久慈病院までの所要時間は現状の33分から4分短縮される。
 新型コロナウイルスの感染防止のため式典は中止となったが、開通時間の午後3時には待ちわびていた多くの一般車が通行した。
 遠藤譲一市長は「防災、医療の充実や、観光におけるアクセス向上、ストック効果による地域経済の発展が図られる」とコメントを出し、広域道の駅や久慈駅前複合施設整備による相乗効果にも期待を込めた。
 階上IC―洋野IC(7キロ)は本年中に開通、仮称・洋野IC―侍浜IC(16キロ)と、久慈IC―普代村第16地割(25キロ)が来年3月末に開通見込み。