Free青森県内外国人宿泊者 3・2%減の33万7870人/19年

観光庁が28日に発表した2019年の宿泊旅行統計調査によると、青森県内の外国人延べ宿泊者数(速報値、全施設)は33万7870人で、統計開始以降最多だった前年を3・2%下回った。東日本大震災が発生した11年以降、県内の外国人宿泊者数は7年連続で前年を上回っていたが、19年は国際定期便青森―中国・天津線の運休や日韓関係悪化による訪日需要の低下がブレーキとなった。
 国・地域別の状況が分かる、従業員数10人以上の宿泊施設の外国人延べ宿泊者数は31万5520人(前年比6・5%増)。
 内訳を見ると、最多の台湾が11万6520人(21・6%増)。7月に青森―台北(桃園)間の定期便が就航したことで誘客力が大幅に強化された。
 2位の中国は6万490人(16・2%減)。天津線運休が響いた一方、首都圏や北海道からの周遊客は増加しており、想定より小さな下げ幅に収まった。
 香港は3万1220人(29・5%増)で3位。
 一方、前年3位の韓国は2万7200人(28・3%減)で4位に後退。5位以降はアメリカ、タイ、オーストラリア、シンガポールなど。
 東北地方(全施設)では172万8640人(17・3%増)で、県別では宮城の54万1980人(34・8%増)がトップ。2位以降は青森、岩手、山形、福島、秋田の順だった。
 県誘客交流課の宮古曉課長は宿泊者数が全施設調査では減少、従業員数10人以上の施設調査では増加という結果になったことについて、「従業員数9人以下の施設は無作為抽出によるサンプル調査のため、実態は増加傾向と見ている」と説明。20年の取り組みについては「新型コロナウイルスの終息を見据え、情報収集や準備を怠らないようにしたい」と述べた。

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