Free【新型肺炎】青森、岩手 多くが休校 開始時期は分かれる

新型コロナウイルス感染症対策で、全ての学校が休校となり、学校関係者などは困惑している。2019年3月の青森県立高校入試の様子(写真はイメージ)
新型コロナウイルス感染症対策で、全ての学校が休校となり、学校関係者などは困惑している。2019年3月の青森県立高校入試の様子(写真はイメージ)

新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、安倍晋三首相が全国の小中高校や特別支援学校を臨時休校にするよう要請したのを受け、青森、岩手両県の県教委や市町村教委は28日、対応を協議。多くが休校措置を決めた。ただ、開始時期については、要請通り3月2日とした自治体や、準備期間として、3日以降とする自治体など対応が分かれた。多くが修了式まで休校し、そのまま春休みに入るため、実質的に新年度まで休校となる。卒業式は予定通り、規模縮小で行う。一方、急な対応を迫られた学校関係者など現場からは、不安や戸惑いの声も上がっている。
 青森県教委は県立の中学校、高校、特別支援学校を3日から春休みまで休校とする方針を決定。「休みが長期にわたることから、子どもたちに学習の準備が必要」などとして、開始は週明け翌日の3日からとした。部活動も原則自粛を要請した。
 成績の評価については、授業や期末試験が終わっていない学校もあることから、各学校に対し、これまでの生徒の学習活動などを踏まえて弾力的に対応するよう求めた。
 八戸市教委も3日から全市立小中学校を休校にする。ただ、児童生徒の健康状況を把握するため、各学校に出校日を設けることを求めた。春休みが始まる27日以降は状況を見ながら、部活動の扱いなどについて再度通知を出す方針。小林眞市長は「児童生徒の健康と安全を第一に考えた。市のホームページなどを通じて情報の周知に努める」とコメントを出した。
 三沢市教委は県立高校入試の対応などのため、市立小中学校を5日から休校にする。冨田敦教育長は取材に「子どもや保護者、先生の安心を踏まえ、休校を開始したい」と設定理由を述べた。おいらせ町の町立小中学校も5日から休校に入る。階上町立の小中学校は2日から休みだが、連絡などのために日曜日の1日を臨時出校日とする。
 一方、新郷村教委は、2~6日を休校とし、5日に校長会でその後の対応を決める。村教委は「村内はいずれも小規模校で、感染予防の徹底は難しくないので長期休校としなくても良いと判断した。まずは事態の様子を見る」と説明した。
 岩手県教委は、県立高校と県立特別支援学校に2日から休校するよう要請。学校側は2~5日に私物持ち帰りなどのため、必要に応じて登校日を1日程度設けても構わないとした。
 一戸町は休校開始が町立奥中山小中が2日から、その他の小中は3日からと町内で判断が分かれた。町教委の担当者は「学校によっては休校中の生活指導の準備期間が必要なため」と話した。
 各学校で休校開始は決まったものの、学校関係者は準備など対応に追われている。岩手県北のある教育関係者は「休みに入る前にやることが山ほどあり、さすがにすぐに終わらせるのは無理」と困惑していた。
 私立の学校も対応を検討している。青森県内で休校を決めたのは、28日現在、高校8校、中学校5校となっている。