Free診療所院長の片野さん 還暦記念で散文集と写詩心集を自費出版

自費出版した2冊を手にする片野春人さん
自費出版した2冊を手にする片野春人さん

十和田市の「はるひと診療所」院長、片野春人さん(59)=三沢市在住=が散文集と「写詩心(しゃしん)集」の2冊を自費出版した。今年還暦を迎えるのを記念した作品集。写詩心集は文字通り写真と詩がセットになっていて、片野さんは「写真と詩が作用し合っている世界を感じてもらえれば」と話している。
 片野さんは三沢市立第一中から青森県立八戸高、弘前大医学部と進んだ。十和田市立中央病院で糖尿病内科非常勤医師も務める。
 散文集は昨年12月に、写詩心集は今月に500部ずつ発行。共に2006年から上十三医師会誌に寄稿した作品を集めた内容だ。
 約20作品を集めた散文集では、糖尿病予防をテーマにした「なったらあかんで、糖尿に」を掲載しており、片野さんは「ぜひ読んでほしい」とPR。
 60ページの写詩心集はオブジェや風景の写真に詩を添えている。表紙に使っている、赤い床の上に置いた傘を撮った作品がお気に入りだ。
 24~29日には、東京・銀座の長谷川画廊で初の個展「写詩心展」を開催する。
 散文集は1100円、写詩心集は2200円(共に税込み)。はるひと診療所と三沢市の好文堂書店で販売している。
 問い合わせは、十和田市稲生町15の5、同診療所=電話0176(22)4007=へ。
自費出版した2冊を手にする片野春人さん

 
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