Free冬の下北、台湾に発信 むつ市、ユーチューバーら招く

撮影しながら自衛隊にちなんだご当地グルメを味わうIku老師さん(右)とTinaさん=12日、むつ市内
撮影しながら自衛隊にちなんだご当地グルメを味わうIku老師さん(右)とTinaさん=12日、むつ市内

むつ市は訪日旅行客拡大を狙い、10~13日の日程で、会員制交流サイト(SNS)や動画投稿サイトなどで情報発信する台湾のユーチューバー、ブロガーを招いた下北ジオパークプロモーション事業を実施している。帰国後、ユーチューブやブログで冬の下北地域の魅力を発信してもらう。
 同事業は昨年度に続いて2回目。本年度は台湾在住の人気日本人ユーチューバーのIku老師さんと、主婦目線の記事で多くのフォロワーを持つ台湾人主婦ブロガーのTinaさんを招請した。
 エバー航空(台湾)の国際定期便を利用し、函館市から下北半島を経由して青森市に南下する3泊4日の行程で、JR東日本企画が考案した。
 2人は11日、函館市からフェリーで大間町入りし、街歩きを楽しみ、昼食に大間まぐろを堪能。午後は佐井村で仏ケ浦を観光し、風間浦村の下風呂温泉郷に宿泊した。
 12日は、むつ市で自衛隊にちなんだご当地グルメを味わったほか、釜臥山スキー場でスノーハイクを体験した。
 Iku老師さんは「雪がない台湾人にとって、スキーは食い付いてもらえると思う」。Tinaさんは「大間まぐろがおいしかった。他の場所で食べているものとひと味違った」と魅力を語った。2人は13日、むつ市でお土産を購入後、青森空港から台湾に戻る。
 13日は、青森市が主体となった陸奥湾沿岸8市町村連携事業として、別の台湾人ブロガーと旅行会社担当者を招いたツアーもむつ市などで行われる。むつ市ではスノーシューを身に着け、薬研渓谷の散策などを楽しむ予定。
撮影しながら自衛隊にちなんだご当地グルメを味わうIku老師さん(右)とTinaさん=12日、むつ市内

 
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