青森県立八戸工業高の生徒会が公式ユーチューブの企画で考案し、道の駅なんごう（八戸市）がメニュー化に協力した「世増ダムカレー」が完成し、２３日に道の駅ＪＡＺＺの館でお披露目会が開かれた。同市南郷地区の世増ダムをモチーフに具材を選び、青葉湖を含めて皿の上に再現。２４日から道の駅内のレストランで提供される。提供は午前１１時～午後３時で、１日限定１０食。「いい南郷」にちなんで価格は１１７５円（税込み）。

生徒会は本年度、公式ユーチューブ「テックエイトチャンネル」の取り組みとして、覆面メンバーの一人「ディレクターＴ」さん発案のダムカレー開発に挑戦。ダム見学などを経て道の駅にアイデアを持ち込み、商品化へ検討を重ねてきた。

完成したカレーは、皿の中央をご飯の“ダム”で仕切り、片側にカレーを盛り付け。管理棟と発電所を表現した唐揚げや、流木止めを模したチーズなど、実際の設備や景色をイメージして再現した。

お披露目会には熊谷雄一市長らが招かれ、生徒による発表を聞いた上で、試食した。熊谷市長は「見栄えがいい。食材を上手に配置しており、世増ダムをイメージできる」と出来栄えをたたえた。

「地元でダムカレーを食べたい」という願いをかなえたＴさん。「大満足のカレーができた。ぜひ世増ダムを見て、カレーを食べてもらいたい」とＰＲした。