Freeシャガールのイメージ生き生きと アレコにCGアニメ投影/県美

CGアニメーションを加えた「アレコ」特別鑑賞プログラム=17日、青森県立美術館
CGアニメーションを加えた「アレコ」特別鑑賞プログラム=17日、青森県立美術館

青森県立美術館(青森市、杉本康雄館長)は17日から、地下のアレコホールに展示する、マルク・シャガール(1887~1985年)作のバレエ舞台背景画「アレコ」の特別鑑賞プログラムをバージョンアップした。従来の音楽とナレーションに加え、絵にバレエダンサーのCGアニメーションを投影。ストーリーや、シャガールが思い描いたバレエのイメージをより生き生きと感じることができる。来年3月31日まで。 
 絵画にCGを投影する展示は、他の美術館では例がないという。同館の高橋しげみ学芸主幹は「絵画としてだけでなく、背景画としての顔も楽しんでいただけたら」と話している。
 シャガールはバレエ「アレコ」全4幕の背景画を作成したほか、ダンサーの衣装もデザイン。同館は第1、2、4幕の背景画を所蔵している。2017年から米国・フィラデルフィア美術館が所蔵する第3幕を借用しており、来年3月まで背景画の全作品がそろう。
 アレコは、ロシアの文豪アレクサンドル・プーシキンの詩「ジプシー」が原作。18年から実施中のプログラムは約12分間でバレエ音楽と共に、ストーリーや作品の背景を解説している。
 新たにCGを投影するのは最終幕の第4幕「サンクトペテルブルクの幻想」。約50秒間、ダンサーの映像でクライマックスシーンを再現する。動画や音響はプロジェクションマッピングなどを手掛ける弘前市の葛西薫さんらが制作した。
 プログラムは午前10時半、午後0時、同1時半、同3時の1日計4回開催。日本語版の後に英語版が流れる。アレコやプログラムは写真や動画撮影も可能。