Free女性たちが家々回り、豊作や健康祈願 小正月伝統「田植え餅つき踊り」/東通

門付け先の家の前で「田植え餅つき踊り」を披露する目名婦人会の女性たち
門付け先の家の前で「田植え餅つき踊り」を披露する目名婦人会の女性たち

東通村の4地区で15日、小正月の伝統行事「田植え餅つき踊り」が行われた。鮮やかな衣装を身に着けた地区の女性たちが家々を回り、あでやかな踊りを披露して五穀豊穣や家内安全を祈願した。
 南部藩の田植え行事の面影を残すとされる舞「田植え」に、餅つきの様子を芸能化した「餅つき踊り」と手踊りで構成され、200年以上の歴史がある。
 村教委によると、1987年に青森県無形民俗文化財に指定された際は、22の婦人会で実施していたが、現在は目名、小田野沢、老部(おいっぺ)の3婦人会のみ。ただ、婦人会という枠にこだわらず、踊りを継承しようと活動している地区もある。
 目名地区では、女性たちが目名神社に舞を奉納後、家々を門付けして回った。5人の踊り手が小さな臼を中心に輪になり、歌や手平鉦がねの拍子に合わせ、きねで餅をつく舞をにぎやかに繰り広げた。
 門付けを受けた地区総代の奥島勝義さん(76)は「昨年はおかげさまで豊作だった。今年も豊作であってほしい」と話した。
 田植え餅つき踊りは、16日も小田野沢、老部、尻屋の3地区で行われる予定。