Free伝統の舞や踊り勇壮に 三沢市民俗芸能公演会

演目「番楽太郎」を披露する根井神楽保存会のメンバー
第48回三沢市民俗芸能公演会(市民俗芸能保存会連絡協議会、市教委主催)が2日、市公会堂で開かれた。市内の民俗芸能保存会8団体が伝統の舞や踊りなど15演目を披露し、勇壮な姿で観客を魅了した。
この日は市内外から約200人の観衆が訪れ、郷土芸能を堪能した。
公演会の午前の部では、岡三沢神楽保存会の「三番叟(さんばそう)」、浜三沢駒踊り保存会の「駒乗りの舞」などが演じられ、出演した幼児から大人までが日々の稽古で磨いた伝統の技を披露した。
少子化やコロナ禍の影響で近年、出演を見送ってきた根井神楽保存会は5年ぶりに出演。ブランクを感じさせない動きで演目「番楽太郎」と「鶏舞」を披露した。
観客として訪れた三沢市古間木山の坂本ヨヱさん(81)は「各地域に伝統芸能が残っていることはとてもすごいことだと思う。ずっとずっと続いていってほしい」と願っていた。
公演に先立ち、民俗芸能の後継者として活躍したとして、岡三沢神楽保存会の市川愛華さん(市立堀口中3年)、塩釜神楽保存会の長谷川慶さん(市立第三中3年)田中奏輔さん(同3年)、田中仁さん(同2年)、浜三沢駒踊り保存会の種市優花さん(市立第二中2年)、種市楓花さん(市立三沢小6年)に感謝状が贈られた。