Free25年度も1日10数本減便へ 八戸市営バスのダイヤ改正

八戸市交通部は21日、4月1日に予定する市営バスの2025年度ダイヤ改正で、既存路線の運行本数を1日当たり十数本減便することを明らかにした。利用者の減少や運転手不足、24年4月から始まった運転手の労働規制強化に継続して対応するのが要因。24年度も同規模の減便を実施しており、利便性の維持に向け、引き続き厳しいダイヤ編成を強いられている。

 21日の市議会建設企業協議会で報告した。

 運転手1人の1日の仕事量を表す「仕業数」について、24年度は平日107、土曜99、日曜・祝日86だったが、25年度は各2仕業を減らす。これを基に現在の運行本数から試算すると、十数本程度の減便となる見込み。

 ダイヤ改正に当たり、八戸圏域の交通系ICカード「ハチカ」の利用データを活用するとともに、市内各学校への「要望聞き取り調査」を参考に運行本数の見直しや時刻調整を行った。

 八戸総合卸センターの拡張に伴い、同センター内に乗り入れする便について、中央卸売市場行きを2便から4便に、中心街行きを2便から3便に変更。市立市川中の登下校時間の変更に伴い、経由便などの時刻を見直す。

 
お気に入り登録