Free太刀さばき堂々、上達願う 八戸・櫛引八幡宮で新春初抜き会 県居合道連盟

観衆の前で演武する会員
青森県居合道連盟(五戸敏明会長)は19日、八戸市の櫛引八幡宮(營田稻太郎宮司)で、恒例の新春初抜き会を執り行った。同連盟の会員20人と岩手県居合道連盟(荻田耕造会長)の会員6人が神前で演武奉納を行い、技術向上を願った。
技の上達と居合道の発展を祈るために毎年開催されている行事で、今回で40回目。
この日は、神道無念流と無双直伝英信流の2流派に属する両連盟の会員が同神社の拝殿に集まり、聴衆が見守る中2人一組で演武。「前後切り」や「四方切り」など5種類の中からいずれか1本と、自流派の中から選んだ技2本を披露し、日ごろの稽古の成果を見せた。
終盤には、神道無念流の館合裕之教士八段と五戸会長=無双直伝英信流範士十段=が単独で演武。卓越した太刀さばきで、熟練者の真価を発揮した。
館合教士八段は、「新年初の演武で、気の引き締まる思いだった。今年も会員と切磋琢磨(せっさたくま)し、さらなる高みを目指す」と決意を示した。
五戸会長は「今年はより多くの会員が全国大会に進出できるよう、一層指導に力を入れたい」と話した。