Freeプロの指導でフラワーアレンジメントに挑戦 八戸・柏崎小で花育活動

山田豊和代表(右)から助言を受ける児童
山田豊和代表(右)から助言を受ける児童

八戸市立柏崎小(南舘義孝校長)で16日、花や緑に親しみ心を育む「花育(はないく)」活動が行われた。環境委員会の5、6年15人が長持ちや美しく飾るこつに注意し、色鮮やかな花や葉を使った自信作を校内に飾った。児童は、仲間を認め合う姿勢や、植物の世話をする大切さを学んだ。

 同校は「命の教育」として、移転前の旧校舎から移植したブドウを継続して育てているほか、野菜畑の整備などに取り組んでいる。同委員会は花壇の水やりなどを担う。

 卒業生である、フラワーショップ花誠(同市)の山田豊和代表が講師を務めた。山田代表は、花瓶に対する花材の高さの目安や、品質保持のための前処理などを助言。児童はガーベラやカスミソウなどを使い、時間の経過を含むバランスに気を配って花を生けた。

 児童は「同じ花なのに見え方が違って面白い」「葉っぱが大事な役割をしている」などと述べ合い、関心を深めた様子。山田代表は「花や花屋の仕事に興味を持ってくれたらうれしい」と語りかけた。飾った作品は、委員会が水替えなどの管理を行うという。

 委員長の岸原侑輝さん(12)=6年=は「いろいろな花が見えるように全体を仕上げた。きれいな学校にしたい」と充実感をにじませた。

 
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