Free「村に元気を」ワンチーム 新郷に20年ぶり青年団

発足2年目を迎えた青年団「笑志」のメンバー=23日、新郷村
発足2年目を迎えた青年団「笑志」のメンバー=23日、新郷村

新郷村で約20年ぶりに青年団が発足し、村のイベントなどで盛り上げに一役買っている。村出身者や村内事業所で働く20人が所属する青年団「笑志(わらし)」。名称は子どもの意味の「わらし」に掛けており、「少年のようないきいきとした心で、村に元気と笑顔を与えたい」との思いを込めた。メンバーは「若い世代なりの視点やアプローチで、村を活気付けたい」と語る。
 青年団活動が盛んだった数十年前、青年団は村の盛り上げ役だった。村教委によると、青年団が地元神社の例祭で山車やねぶたを運行したり、盆踊りを開催したりし、大勢を集客。スポーツや芸能にも積極的に取り組んでいた。ただ、時代と共に次第に活動は下火となり、20年ほど前に自然消滅した。
 新たな青年団の設立は、青年教育の一環として村教委が提案した。村の将来を担う世代が顔を合わせて交流する機会を持ち、知識や人脈を広げてもらうことで、人作りや活力ある村作りにつなげることが目的だ。
 呼び掛けに呼応した20、30代が、2016年度に準備委を発足。18年3月に笑志を立ち上げ、県や村の補助金を受けて本格的な活動がスタートした。
 これまで子ども会主催の資源回収や清掃活動、村などが冬に行うイルミネーションの飾り付けなどに参加。有志が主催する野外音楽イベント「村魂祭(そんこんさい)」にもスタッフとして加わった。
 2年目の本年度は活動の幅を広げている。綱引き大会やナイターバスケットボールへの参加、文化祭でのバザーの出店などだ。今冬にはスキーキャンプも予定している。
 11月23日には、初の主催企画であるクリーンウオークを開催。新調したオレンジ色のおそろいのジャンパーを着て、村内から三戸町内までの道路約10キロで、ごみ拾いに汗を流した。
 入団は18歳以上で、現在は30代半ばまでが所属。門戸を広げるため、既婚や未婚、性別、年齢の上限などの規定は設けていない。集まりは不定期だが、2カ月に一度は顔を合わせる。谷地村哲也会長(30)は「業種や地域を超えた交流の場になっている。若い力で村を活気付けたい」と語る。
 今後は村のPRも力を入れる考え。事務局の高根和也さん(28)は「村では独自の面白いイベントも多い。SNSや動画投稿サイトといった、若者が得意な手段を活用し、発信していければ」と展望を語る。