Free種差沖にいさり火は輝く 空に月、海には光の道ゆらり

漁火と月と星空が幻想的な光景を見せる=30日午前4時15分、八戸市の種差海岸大須賀(1分間露光)
漁火と月と星空が幻想的な光景を見せる=30日午前4時15分、八戸市の種差海岸大須賀(1分間露光)

30日早朝、種差海岸大須賀浜の沖合にたくさんのいさり火が見えた。近いものは船の形が見えるほどの距離から、沖にかけて、合わせて20隻ほどが。今の時期、八戸沖に出ている漁船ということは、スルメイカか何かの漁だろう。

 水平線に横たわる雲の上から月齢27の細い月が出ると、その月と、星の輝きといさり火が競演する幻想的な光景が見られた。

 いさり火をともす漁船は少しずつ動いており、約1分間の撮影で光の列を描いた。

 細い月の暗い部分も、地球照と呼ばれる地球からの光の反射でうっすらと浮き上がり、海の上に光の道を作る。また、月は星空を邪魔することもなく、その上に満天の星空が広がった。

 幻想的な光景は、水平線が夜明けの色に染まるまで続いた。

 
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