Free防災に貢献、齊藤氏に大臣表彰 44年の啓発活動に評価
防災思想の普及に貢献したとして、八戸地域防災協会の齊藤浩会長(67)が2024年防災功労者防災担当大臣表彰を受けた。44年に渡って活動を続け、災害に備える環境づくりに尽力したことが評価された。齊藤会長は「今後も人同士や事業所間の交流を大切にしながら、協会の活動を盛り上げたい」としている。
齊藤会長は1980年から八戸地域広域防火管理者協会で消火器の寄贈設置、防災に関する講習、研修会などを担当。2008年に八戸地域防災協会が設立された後は監事、副会長を歴任し、2019年から会長を務めている。
11日に東京で開かれたセレモニーで表彰状を授与された齊藤会長。26日は八戸消防本部に寺牛憲行消防長を訪ね、受賞を報告した。
寺牛消防長は「長きに渡る積み重ねが認められたということ。今後も豊富な知識と経験を生かしてほしい」と賛辞を送った。
齊藤会長は「新型コロナウイルスの影響で人同士や事業所間の交流ができない期間があった。協力者あっての防災協会なので、交流をしながら大きな輪をつくっていきたい」と力を込めた。