Freeイカ具材、みそ味せんべい汁考案 八戸東高生、八食イベントで振る舞う
八戸市の八食センターで15日、八食オータムカーニバルが開かれ、青森県立八戸東高の2年生4人が八戸の特産品のイカを具材にしたみそ味の八戸せんべい汁を提供した。郷土料理に八戸の特性を生かし、地域活性化への学びを深めた。
活動は同校の総合探求「八戸創造学」の一環。メンバーはテーマをせんべい汁に設定。「八戸せんべい汁研究所」(汁研)の木村聡所長へのインタビューなどを実施してきた。
せんべい汁は同市の学校給食で提供される「いか汁」を参考に考案した。みそベースのスープが特徴。大根や風味を強調しようと細かくしたイカを入れる。
この日は工藤和心さん(16)、三宅愛咲さん(16)、能登旬さん(16)、増尾龍音さん(17)が参加。汁研のブースで調理や提供を行い、10分ほどで用意した約20食を配り終えた。
工藤さんは「みそとイカは新しいジャンルだが、多くの人が来てくれてうれしかった。家庭の味であるせんべい汁の知名度が上がるとうれしい」と話した。
試食した汁研の木村聡所長は「みそは大根とマッチし、イカの風味もしっかりしていた。八戸をアピールできるせんべい汁になるのでは」と期待を込めた。
同日は、鶏や魚出汁など好きなせんべい汁のアンケートなども実施。今後、調査内容をまとめて校内で発表する。