陸上自衛隊八戸駐屯地（梶田穣路司令）は１４日、同駐屯地で第４地対艦ミサイル連隊の一般陸曹候補生課程教育と、新隊員特技課程教育の修了式を開催した。新隊員１４人が、野戦特科隊員としての決意を新たにした。

　新隊員は、７月１日から９月１４日までの教育期間で、同連隊の射手、弾薬手として必要な知識や技能などを習得。期間修了後は各中隊に配属され、任務に当たる。

　修了式では、梶田司令が１４人全員に修了証書を、優秀な訓練成績を収めた松尾美紅２等陸士（１８）＝岩手県八幡平市出身＝に連隊長賞をそれぞれ授与。梶田司令は式辞で、「かけがえのない同期との絆をこれからも大切にしてほしい」と激励した。また、新隊員が連隊歌を斉唱し、部隊配属と任務遂行に向けて士気を高めた。

　陸上自衛官だった父親に憧れ入隊したという小村快生２等陸士（１８）＝五戸町出身＝は、「（教育期間で）チームワークの大切さを実感した。自衛官として、父を超えていきたい」と決意を語った。