Free中秋の名月、竹灯籠の光揺らめく 八戸・御前神社
八戸市小中野8丁目の御前(みさき)神社で17日、秋の恒例行事「十五夜の竹あそび」が開かれた。参拝客は竹灯籠の幻想的な明かりが揺らめく境内で、中秋の名月に思いをはせた。
地域住民に秋の風情を楽しんでもらおうと、1996年から行っている。午後6時の開始に合わせて、約700個の竹灯籠に点火。この日は曇り空だったが、参拝客は名物の「みさき団子」などを味わいながら、時折顔をのぞかせる月と、竹筒からこぼれる光の共演を楽しんだ。
家族と毎年訪れているという市立小中野小4年の番地希帆(まほ)さん(9)は「月がきれいで、竹灯籠がほんわかと光ってすてきな空間。心が温かくなるので来年も来たい」とにっこり笑った。