マンホールのふた、売ります―。南部町は１０日から、不要になった使用済みマンホールのふた３枚の一般販売受付を開始する。保有資産の有効活用と下水道事業のＰＲが目的で、青森県内自治体では初の試み。販売価格は１枚３千円（税込み）で、重さ約４０キロのふたを引き渡し日に町役場まで取りに来ることが条件だが、既に購入申し込みがあるという。

　使用済みふたの販売は全国の一部自治体が実施している。鉄くず４０キロとして出すと１８００円で引き取られるため、保有資産の価値が上乗せできるという。

　今回販売する３枚は１９９７年～２０００年製造で、旧名川町のキャラクター「チェリーちゃん」がデザインされている。農業集落排水用だったが、道路改良工事で移設されるため不要となった。

　町建設課の担当者は「全国にはマニアの人がおり、庭に飾るなどしているようだ」と話す。

　購入申込期間は１０月１日まで。ホームページ＝ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ｔｏｗｎ．ａｏｍｏｒｉ－ｎａｎｂｕ．ｌｇ．ｊｐ／ｐａｇｅ／６８２６．ｈｔｍｌ＝から申込書をダウンロードし、郵送、メールまたは町役場に持参する。応募多数の場合は抽選となる。

　問い合わせは町建設課＝電話０１７８（３８）５９６６＝まで。