Free看護師たちの支えに感謝 フリーアナ中井美穂さん、入院体験語る
青森県看護協会(川野恵智子会長)は24日、青森市の県民福祉プラザで県民フォーラムを開いた。看護職を知ってもらうための展示や体験コーナーのほか、フリーアナウンサーの中井美穂さんが講演。闘病時に看護師に支えられた経験を聞いた来場者が、看護の大切さに理解を深めた。
フォーラムは、少子高齢化が進む中で重要性が増している看護職を広く県民にPRすべく、県看護協会が初めて開催。高校生向けの看護系の大学の進路説明会や、骨密度測定をはじめとする健康チェックなどの体験コーナーが施設内に設けられた。
特別講演では、中井さんがかつて子宮筋腫の手術後に、人工肛門で1年間生活した過去を振り返り、「入院時には、自分が覚えていない言葉も、看護師の方々はメモに取って気遣ってくれ、支えられた」と心遣いに感謝。「病を患ってもいろいろと決め付けず、自分の状態を受け入れることが大事」と自らの経験を基に、心の持ちようを説いた。
宮下宗一郎知事と川野会長、現役の看護師や将来看護師を目指す学生らのトークイベントもあり、県内の看護事情について意見が交わされた。