Free夏の思い出に手作りはがき 本社で製作体験会

マスキングテープやシールを使ってはがきをデコレーションする参加者
マスキングテープやシールを使ってはがきをデコレーションする参加者

デーリー東北新聞社は23日、八戸市の本社で、小学生を対象としたはがきづくり体験会を開いた。小学生と保護者22人が参加し、自分だけのオリジナルのはがき制作を楽しんだ。

 昨年に引き続き2回目の開催。デジタル化やペーパーレス化が進む現代において、紙の持つ温かみや実用性を知ってもらうことが狙い。

 この日は、イベントを共催する日本製紙の齋藤泰之東北営業支社長代理と、同支社の今野良太郎さん(38)が講師を担当。冒頭では、木材から紙ができるまでの過程や、紙がリサイクル可能な媒体であることなどについて講義した。

 その後子どもたちは、原料のパルプを水に溶かして型枠に流し入れ、包み紙やアイロンを用いて乾かし、紙状にするという一連の制作工程を体験。最後にシールやマスキングテープでデコレーションしたり、色鉛筆で絵を描いて自分だけのはがきを作り上げた。

 市立旭ケ丘小5年の大村一惺(いっせい)さん(11)は、「イラストを描く工程が楽しかった」と満足げ。はがきの使途については「お父さんが茨城県に単身赴任中なので、メッセージを書いて送りたい」と話していた。

 
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