のへじ祇園まつり（野辺地町、町観光協会主催）最終日は２５日、町中心街で山車の合同運行が行われた。にぎやかなお囃子（はやし）が響き渡る中、豪華な山車がゆっくりと進み、まつりの閉幕を彩った。

　浜町組祭典部の宝船を先頭に、神社のおみこしが続き、その後に各祭典部の山車行列が練り歩いた。テンポの良い神楽の太鼓や手平鉦（てびらがね）がまつりを盛り上げると共に、山車の中で奏でられる太鼓や三味線、横笛の祇園囃子はゆったりとした音色で観客の郷愁を誘っていた。

　常夜燈公園を出発した山車は到着地の町役場付近で展示された。青森銀行野辺地支店駐車場では各祭典部の神楽が競演し、観客を楽しませた。

　今回は北前船寄港地の縁で交流がある鯵ケ沢町から田中町町内会の約１０人が山車運行に加わり、まつりに花を添えた。

　まつり期間中に行われた山車審査、山車行列審査の受賞団体は次の通り。

　◇山車
　▽最優秀賞＝駅前組祭典部
　▽優秀賞＝新道組祭典部
　▽秀作＝馬門組祭典部
　▽特別賞＝下袋町組祭典部

　◇山車行列
　▽流粋賞＝下袋町組祭典部