Free【みちのく生き物観察記】カケス

翼の青色が鮮やかなカケス=4月、久慈市

低山の林に生息するカラス科のカケス。カラスより小さくハトよりは大きく体長33センチほど。ぶどう色の褐色の体、白地に黒の頭頂部、目の周りは黒く喉と腹は白い。雄雌同色。雨覆羽(あまおおいばね)の一部がきれいな青で、飛ぶときに鮮やかに見える。

鳴き声はジェーイ。また、ほかの鳥の鳴きまねもする。人が近づくと大きな奇声を発し驚かすこともある。英名のJAYは鳴き声から。昆虫や木の実、草の実などを食べ、好物のドングリを貯食するという。

郊外の林地沿いの道で、よく目にする。車で移動しながら観察すると、その前後をすばしこく移動しながらついてくることがある。カラス科で知能も高い鳥なので、こちらが観察されているのかもしれない。

 
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