Free正月の縁起物上場、場内華やぐ マツ・センリョウ市/八戸中央卸売市場
八戸市中央卸売市場花き部で13日、毎年恒例のマツ・センリョウ市が開かれた。新年を迎えるにふさわしい高品質の縁起物が上場し、場内は華やいだ。
常緑針葉樹のマツは、「神をまつ」めでたい木として古来、好まれてきた。今年は猛暑の影響で、葉の青さを保つのに苦労した生産者もいるという。福島産1万4496本が売買され、競売では1本最高値3300円を付けた。
漢字で「千両」と記す、赤や黄の千葉産センリョウ総卸売数量は2万840本。卸売業の八戸花き営業第2部の中野渡泰介取締役部長は「今年は実付きが良く、上等級ものが多かった」と太鼓判。根元近くに実を付けるのが特徴で、枝から房状に実るナンテンと見分けることができる。
20日にはナンテン・ウメ市も開催された。取引された正月商材は、三八地域の生花店に並ぶ見込み。