Free新聞の面白さ、記者の仕事に理解 八戸・江陽中で出前授業

新聞各社の記事を比較する生徒
新聞各社の記事を比較する生徒

八戸市立江陽中(岩舘昇校長)で1日、気軽に新聞に触れてもらおうと、デーリー東北新聞社の松浦大輔編集委員が「新聞記者ってどんな仕事?」と題した講演を行った。1、2年生67人が参加し、新聞の面白さを学ぶとともに、記者の仕事について理解を深めた。

 市教委の「『ひらく・楽しむ』新聞活用事業」の一環として実施。同社などの新聞社から講師を招き、市内の小中学生へ多様な角度から新聞の魅力を伝えている。

 松浦編集委員は、取材の流れやインタビューのこつなどについてスライドを用いて説明。読者に伝えたいと感じた点を、自ら深掘りして記事にできるのが大きなやりがいと語った。

 生徒は実際に、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本優勝を伝える各社の新聞記事を比較し、伝えたい内容によって取り上げ方が大きく異なることを発見した。

 同校1年の釜澤真生さん(12)は「祖父が新聞を取っているので、今度一緒に時間をかけて読んでみたい」と笑顔で話した。

 
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