華道家元池坊十和田支部の創立８０周年を記念した花展「花～８０年のあゆみを未来へ～」が３日、十和田市民文化センターで始まり、優雅で味わい深い作品が来場者を楽しませている。４日まで。

　同支部は１９４１年創立。２０２１年に８０周年を迎えたが、新型コロナウイルスの影響で記念展は２年越しでの開催となった。

　作品展には同支部会員のほか、文化庁事業の伝統文化親子教室の生徒や、学校華道実習校の北里大、青森県営農大の学生も参加。小学１年生から９７歳の現役指導者まで、７８人が出品している。伝統的で格調高い立花、松を使った荘厳な砂物、独創的で伸びやかな自由花など７８点が展示されている。

　オープニングセレモニーでは、同支部の松田ツヤ支部長があいさつ。小山田久市長が祝辞を述べ、出席者がテープカットを行った。

　松田支部長は「池坊の全てをお見せするというのが今回の売り。池坊というと堅いイメージの作品が多いが、身近に飾れる、親しみを持てる作品も展示している」とアピールしている。

　時間は午前９時半～午後５時。入場無料。

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