Freeバーチャルランで爽やか汗 東北風土マラソンの体験共有/三戸

関根ふれあい公園を出発する参加者
関根ふれあい公園を出発する参加者

宮城県登米市を主会場に開催されるファンラン大会「東北風土マラソン&フェスティバル」(実行委員会主催)のバーチャルランイベントが5月27日、三戸町で開催された。主会場とは別に、全国各地のランナーがそれぞれのコースで走る体験を共有する企画。同町では11人が11ぴきのねこの石像を巡るコースを駆け抜け、爽やかな汗を流した。

 同大会は東日本大震災からの復興へ向け、フランスのメドック地方で開かれる「メドックマラソン」を参考に2014年から始まった。マラソンを楽しむだけでなく、途中で東北地方の名物グルメなどが提供され、食の魅力も味わえる。

 21年から登米市のリアル会場のほか、企画に賛同する人が全国各地でバーチャルランを実施。三戸町では22年から任意団体「サンノヘエール」(五十嵐淳代表)が企画し、サテライト会場に認定されている。

 青森県内外から参加者が集まり、関根ふれあい公園を出発。11ぴきのねこの石像を巡る5キロのコースを走り、写真を撮って交流サイト(SNS)で発信した。

 秋田市から参加した木村志帆さんは、同市で朝ランイベント「Good Morning RUN」を主宰しており、大の11ぴきのねこファン。完走後、「ねこたちの魅力だけでなく、地域の魅力も知ることができた。三戸と連携したランイベントも企画してみたい」と満足げ。

 サンノヘエールのイベントリーダー、越後千寿さんは「遠くからも人が集まり、三戸の街中や自然の風景を楽しんでもらえて良かった」と笑顔を見せた。

 
お気に入り登録