Free浅瀬でウニ漁、ハマにぎわう 洋野・宿戸で今季初の「浜下れ」

今季初の浜下れでウニを採る部会員
今季初の浜下れでウニを採る部会員

洋野町漁協宿戸漁業実行部会(吹切繁部会長)は19日、同町八木港付近の大浜地区で「浜下れ」を今季初めて行った。潮の引いた浅瀬で行う個人採りのウニ漁に26人が参加し、ハマは大いににぎわった。

 浜下れは、潜水などの技術は不要で、短時間で収入を得られる浜仕事。採った分を自分の収入にでき、女性が中心となって活躍している。6月末までに8回程度実施するという。

 30~80代の部会員が、干潮の1時間ほど前となる午前7時45分ごろから活動。かぎを器用に操り、町特産の黒々としたウニを見つけては網に入れていった。

 約1時間半後に漁を終えて浜辺に戻り、家族らと共に資源管理のために大きさを選別。宿戸漁港荷さばき場でむき身作業を行い、町内の業者へ出荷した。

 4月に部会に加入した上川優さん(35)は「安全に楽しく、たくさん採れるように頑張りたい」と、ウニが旬を迎える夏に向けて意欲を高めた。

 
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