Free第16回 自分の考えを伝える

【三浦委員長の近況】ツアー初日は浜松。「大歌の改新」も今回で第3期目になり、どんどんやりたいことができています。23日は、青森公演です!ぜひ遊びに来てください!

〈2016年11月22日掲載〉

学生の頃は、積極的に自分の意見を言うタイプではありませんでした。例えば何かやりたいことがあってもそれは私個人の問題で、他の人に伝えなくても自分の頑張り次第でなんとかなると思ってやってきました。

そういう性質なので、個人競技を好きだったのかというと、そういうわけではなく、やってきたのは主に団体競技。小学校の時に所属していた吹奏楽部も、中高で打ち込んだバスケットボールも、大学でやっていたバンドもそうです。昔から団体競技の方が圧倒的に面白いと思っていました。

つまり、みんなで何かをやる方が面白いと思っているのに、チームで頑張って結果を出すことがうれしいというよりは、自分の努力が結果としてチームに良い影響を及ぼしたらいいなぁという考え方。同じ「言わない」でも、意見があるのに「言わない」のではなく、そもそも周りの人に対する意見がないから「言わない」人間だったのです。

自分のことで精いっぱいだった私は、チームとしてどうあるべきかということに全く考えが及ばないまま、団体競技をやってきました。

自分の意見を伝えることについて考え始めるようになったのは、私がやっている空想委員会というバンドがメンバーチェンジを経て、今のメンバーに落ち着いた頃からです。

他のバンドの活動からヒントをもらったり、大成功した芸人さんのDVDを見たりしているうちに、バンドとしてどうしたいのかを考えて動かなくては、活動はうまくいかないと気付きました。

その時に、初めて私の目標は団体としてのものに変わり、そこから周りの人に自分の意見を言わなければならなくなりました。今まで全く意見を伝えてこなかった私はまだ上手にできないこともありますが、なるべく自分の考えは口にするようにしています。むしろ最近はますます意見を求められる機会が増えてきているので、やりたいことはうまく伝えられるように気を付けています。

現在行っている空想委員会主催のツアー「大歌の改新」はゲストバンドを呼び、日本のあちこちでライブをして「今の音楽シーンに革命を起こすぞ!」という趣旨のものです。

これこそチームでやりたいことを共有し、実現したものです。これからもチームの一員としてやりたいことを口にして、一つずつ夢を現実にしていきたいと思います。

 
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