統一地方選の前半戦となる青森県議選が３１日告示される。十和田市選挙区で新たに新人１人が出馬の意向を固め、最終的に定数４８に対し、６５人が立候補する予定。無投票から一転し、選挙選に突入する同選挙区をはじめ、八戸市、むつ市、上北郡、三戸郡など１６選挙区のうち１２選挙区で激戦が繰り広げられる見通しだ。投票は４月９日で、即日開票される。

　八戸市（定数８）は自民党３人、立憲民主党３人、公明１人、共産１人、無所属２人の１０人が争う構図。半分が新人で、現職との対決も熱を帯びそうだ。

　急きょ選挙戦となった十和田市（２）は、自民現職２人に元市議の無所属新人が挑む。

　むつ市（３）は無所属の新人５人による混戦。県議を辞職した自民の２人がぶつかる市長選と連動した戦いにも注目が集まる。

　上北郡（４）は自民３人と立民１人、無所属２人による選挙戦。三戸郡（３）は自民２人、無所属２人の少数激戦となりそうだ。

　一方、三沢市、五所川原市、つがる市、東郡の４選挙区では無投票の公算が大きい。争点は人口減少対策や新型コロナウイルスで疲弊した地域経済の回復、物価高騰対策など。

　期日前投票は４月１～８日。開設時間は投票所によって異なる。