Free身入り上々、ハマに活気 宿戸漁港でウニ漁始まる/洋野

籠いっぱいのウニを水揚げする部会員=29日午前10時10分ごろ、洋野町の宿戸漁港
籠いっぱいのウニを水揚げする部会員=29日午前10時10分ごろ、洋野町の宿戸漁港

洋野町の宿戸漁港で29日、今季のウニ漁が始まった。黒くつややかなキタムラサキウニ352キロが水揚げされ、ハマは活気に満ちた。初ものは町内業者を通じて、岩手、青森、宮城県内に出荷される予定。

 午前8時半ごろ、町漁協宿戸漁業実行部会(吹切繁部会長)の船1隻が出港。ダイバー4人が餌場の増殖溝で次々とウニを採り、約1時間半後に帰港した。

 部会が実施した事前の歩留まり調査では、身入りが非常に良く、旬の夏季並みの20%を超える物もあったという。今後、身入りや甘みがさらに増すと期待できる。

 吹切部会長は「宿戸のウニを待ってくれている人たちに、いち早く自慢の味を届けたい」と顔をほころばせた。

 漁は6、7月に最盛期を迎え、盆前まで続く。

 
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