Free外国語や手話で円滑に 通訳・翻訳サービス、来月試験導入/八戸

テレビ電話を介した通訳・翻訳サービスの本格導入に向け、操作方法などを確認するスタッフら=29日、八戸市
テレビ電話を介した通訳・翻訳サービスの本格導入に向け、操作方法などを確認するスタッフら=29日、八戸市

アウトドア専門店「グリーンハウス八戸店」は4月1日、タブレット端末などを使った外国人や聴覚障害者向けの通訳・翻訳サービスを試験的に導入する。専用サイトのテレビ電話機能を活用。英語や手話などに堪能なオペレーターを介した接客でサービス向上を図り、本格運用を目指す。

 IT通信業「スマートボックス」(東京)が手がける。全国各地のオペレーターが、テレビ電話を通じて16の国と地域の言語、手話に対応。人工知能(AI)による翻訳機能も備える。

 IT機器の販売、メンテナンス業務などを担う「吉田システム」(八戸市)が昨年、スマート社と業務提携を締結したことから、ともに吉田産業グループ(同)であるグリーンハウスでの試験運用を決めた。

 先行導入した八戸店では29日、タブレット端末を用いたテストを実施。市内在住の外国人が来店客役を務め、スタッフらが操作方法を確認した。

 グリーンハウスの小村貢事業部長は「これまでは相手が求めるものが分からないケースも多かった。新たなサービスで円滑な接客につなげたい」と話した。

 
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