Free八戸・白鷗小の2児童が優秀賞 国の土砂災害防止に関する絵画・作文

土砂災害防止に関する絵画・作文で優秀賞に選ばれた白鷗小の角谷友煌斗君(前列左)と鳥谷部惺心君(同右)。後列は左から下栃棚悦子教諭、寺井健司校長、佐々木亮子教諭
土砂災害防止に関する絵画・作文で優秀賞に選ばれた白鷗小の角谷友煌斗君(前列左)と鳥谷部惺心君(同右)。後列は左から下栃棚悦子教諭、寺井健司校長、佐々木亮子教諭

国土交通省主催の2022年度「土砂災害防止に関する絵画・作文」小学生の部で、八戸市立白鷗小(寺井健司校長)3年の角谷友煌斗(ゆうと)君(9)が絵画、6年の鳥谷部惺心(せな)君(12)が作文で、共に優秀賞(事務次官賞)に選ばれた。同校の2部門での同賞獲得は2年連続。2人は「うれしい」と喜びを口にした。

 角谷君は「合言葉は早めのひなん」のタイトルで、地震や雷による災害から逃げたり、避難を呼びかけたりする人々を描いた。絵は不得意だったというが「算数などのように、答えが一つではないと考えたら好きになった」と笑み。担任の下栃棚悦子教諭は「絵は自由だと思うにつれ、どんどん熱心に取り組んでいった」と目を細めた。

 鳥谷部君の作文は「大雨に備えて」。昨夏の豪雨被害をテーマに、新聞記事などで事実関係をチェックした。「(全国規模の)受賞は初めて。少し驚いた」と感想。「すぐ逃げられるように防災グッズを準備するなどしてほしい」と呼びかける、鳥谷部君の将来の目標は消防士。佐々木亮子教諭は「自分の夢とつなげて書いた」とたたえた。

 表彰は土砂災害防止月間(毎年6月)の関連行事。39回目となる22年度は全国から3994点の応募があり、小中の絵画、作文の4部門でそれぞれ最優秀賞(国交大臣賞)1点、優秀賞15点ずつを選出した。

 
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