Free生のオペラ、迫力に驚き 十和田・南小で鑑賞教室

オペラを披露する山内政幸さん(中央)ら藤原歌劇団
オペラを披露する山内政幸さん(中央)ら藤原歌劇団

日本オペラ振興会(東京)の西洋オペラ部門「藤原歌劇団」が出演した芸術鑑賞教室が2月20~24日、十和田市と七戸町の5小中学校で開かれた。劇団のテノール歌手山内政幸さん(48)=同市出身=ら一行が、子どもたちに生の歌声の迫力と、オペラの面白さを届けた。

 新型コロナウイルスの影響で失われていた、文化芸術を鑑賞・体験する機会を再開させるための文化庁の支援事業を活用。劇団合唱部と指揮者、ピアニストの計18人が来訪した。

 2月24日、山内さんの母校である市立南小で公演が行われた。劇団は「ソーラン節」「フニクリ・フニクラ」「流浪の民」など日本や世界の歌のほか、オペラ「カルメン」より「ハバネラ」「闘牛士の歌」、「椿姫」より「乾杯の歌」などを披露し、上質なステージで子どもたちを引き込んだ。

 山内さんも所属していたという合唱部の6年齋藤花音さん(12)は「表現力があり、高い声も低い声も美しく、迫力があった」、前山佳緒さん(12)は「歌の特徴をつかんでいて、きれいだった。声の出し方をまねしたい」と話し、楽しんだ様子だった。

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