Free日計ケ丘小で30周年・閉校記念式典 八戸

思い出の詩を披露する日計ケ丘小の児童
思い出の詩を披露する日計ケ丘小の児童

本年度末で閉校する八戸市立日計ケ丘小(楢木慎一校長)で4日、創立30周年・閉校記念式典が開かれた。全校児童32人を含む教職員や卒業生ら約240人が、これまでの思い出を振り返りながら、校章にデザインされた飛翔する鳥のように未来へ向かって飛び立つことを誓った。

 同校は1993年に根岸小から分離独立し、児童数416人でスタートした。全校児童を縦割りにした異学年交流活動や、創立10周年を機に設立された「日計ケ丘夢太鼓」などさまざまな特色を持つ。

 しかし、児童数の減少により本年度での閉校が決定した。30年間で送り出した卒業生は本年度の6年生も含め、895人に。現在の1~5年生は根岸小に編入する。

 式典では、楢木校長が「学びやはなくなるが、心の中に思い出は残る。立ち止まることがあったら心の古里・日計ケ丘を思い出してほしい」と式辞。歴代校長や父母と教師の会会長らに感謝状が贈られた。

 子どもたちが「私たちの大好きな日計ケ丘小学校」「ありがとう、そしてさようなら」などと思い出の詩を披露し、最後は全員で校歌を斉唱した。 

 6年の浅田莉沙さん(12)は「学校がなくなるのは寂しいけど、この1年間でたくさんの思い出ができたし、学校の歴史も学習した。学んだことを生かして、これからの人生を進んでいきたい」と笑顔を見せた。

 
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