Free田子に書店併設ローソン開店 利便性向上、買い合わせ効果狙う 東北初、田子町店を改装

リニューアルオープンしたローソン田子町店の書店部分。雑誌や漫画、文庫本など約6千タイトルがそろう=1日
リニューアルオープンしたローソン田子町店の書店部分。雑誌や漫画、文庫本など約6千タイトルがそろう=1日

コンビニのローソン田子町店が1日、書店併設店舗としてリニューアルオープンした。「LAWSON マチの本屋さん」の全国7店舗目で、東北地方で初出店。地方の書店が減少する中、住民の利便性向上を図ると共に、従来商品との「買い合わせ効果」を狙う。

 田子町店は売り場面積約306平方メートルのうち、約76平方メートルが書店部分となる。24時間営業で、雑誌や漫画、文庫本など約6千タイトルを取り扱う。

 書店併設型店舗ブランドを担当する同社エンタテインメントカンパニーの柳下洋徹氏は取材に「住民は気軽に本を買えるし、店側は来店者が本と一緒に他の商品を購入する『買い合わせ効果』が見込める。両者にメリットがある」と説明した。

 この日、田子町店を訪れた同町の介護施設職員、山本せつ子さん(53)は「これまで本がほしい時は八戸市まで出かけていた。近くで買えるようになるのはうれしい」と話した。

 
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