Freeおいらせ町の新庁舎建設、イオン下田西側に決定

新庁舎建設候補地の地図
新庁舎建設候補地の地図

おいらせ町は30日、国保おいらせ病院を含む町役場の統合新庁舎建設候補地をイオンモール下田西側の土地に決めた。行政と医療サービスの一体化に加え、集客性が高い大型店近くに集約することで、店舗と連携したまちづくりを目指す。2023年度中に基本計画を作成し、27、28年度に建設工事を進める考えだ。

 同日の町議会議員全員協議会で町が報告した。

 現在の役場本庁舎は1983年、分庁舎は75年に建設。両庁舎とおいらせ病院は津波や洪水の浸水区域内にあり、建て替えは町の重要課題だった。

 新庁舎を巡っては、町の検討委員会が2017年時点で計5候補地を選定。18年にイオン下田周辺、同施設敷地内、現庁舎敷地の3候補地に絞り込んだ。

 その後、青森県が21年に公表した津波浸水区域想定などを踏まえ、区域外のイオン下田周辺に決定。周辺をさらに3地点に分けて比較、検討し、今月4日の庁議で最終決定した。

 候補地は、イオン下田西側の住宅展示場周辺から北側の間木・百石1号線までの約4万5千平方メートル。町が試算した両庁舎と病院、各駐車場の合計面積約2万7500平方メートルを上回る。海抜は10~19・6メートル。

 主な財源は、30年度に活用期限を迎える合併特例債を見込む。成田隆町長は取材に「全職員一丸となって期限に間に合わせる」と話した。

 町は2月15~17日、中学校区ごとに開く住民懇談会で説明する。

 
お気に入り登録