Free市長と考える“久慈の未来” 小久慈小児童で特別授業

遠藤譲一市長(左)から久慈市の将来像について説明を受ける小久慈小の6年生
遠藤譲一市長(左)から久慈市の将来像について説明を受ける小久慈小の6年生

久慈市立小久慈小(佐藤拓史校長)は20日、6年生を対象に市の現状と未来像を学ぶ授業を開いた。遠藤譲一市長が講師を務め、市政の課題や取り組みについて解説。児童たちは生まれ育った市への理解を深め、どんな市に変わっていくのか想像力を働かせた。

 6年生は本年度、総合的な学習として、「まちの幸福論」をテーマに探究している。同校で開かれた講演には40人が参加した。

 遠藤市長は市の概要を説明した上で、東日本大震災や2度の台風被害からの復興、復旧に全力を挙げてきた点を強調。岩手県が昨年公表した最大クラスの津波浸水想定、地震・津波被害想定を踏まえ、防災対策が急務であると説いた。児童に「津波が到達する30分以内に安全な場所に逃げれば助かる。普段から訓練が必要だ」と呼びかけた。

 市政最大の課題は「人口減少と少子化だ」と力説。課題解決に向け、地域活性化を図るために洋上風力発電事業の誘致、道の駅「いわて北三陸」の整備などに取り組んでいると説明し、「子どもが笑顔で暮らせるまちをつくっていく」と児童に約束した。

 講演を聴いた児童たちは「久慈について知らないことが多かった」「久慈にはたくさんの良い所があり、自分たちがやらなければいけないことも分かった」と感想を述べた。

 さらに、遠藤市長に対して「侍浜町の積水化学工業のプラントは今後どうなるのか」「市長として優先順位の高い事業は何か」「久慈地域の町村とどのような連携をしているのか」など踏み込んだ質問が次々と飛び出し、市政への関心の高さを示した。

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