Free夢追う高校生、ステージ集結 女子高生が企画、15日開催/久慈

イベント開催への思いを語る主催者の佐々木陽菜さん

好きなことに打ち込んでいる高校生らが集まり、ダンスなどを発表するイベント「SPOTLIGHT(スポットライト)」が15日、久慈市で開かれる。主催は同市の高校3年生、佐々木陽菜さん(18)。自身もヒップホップダンスを披露する予定で、「夢に向かって頑張っている若者にスポットライトを当て、一緒に久慈を盛り上げたい」と張り切っている。

 佐々木さんは市内の中学校を卒業し、通信制高校で学んでいる。友人に誘われて小学2年からダンスを習い始め、久慈市や八戸市のダンススタジオに通った。練習や指導を重ねてレベルアップを図り、地域で交流を広げている。

 しかし、高校入学後は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、思うように活動できない状況が続く。「自分の夢はステージでダンスを踊ること。何にも得ないまま高校生活が終わるのは嫌だったので、イベントを計画した」と力を込める。

 準備作業は昨年11月にスタート。久慈市内のカフェや市などの協力、助言を受けながら、高校生らに参加を呼びかけた。会場や日程の調整、チラシも急ピッチで進めたという。

高校生らがダンスなどを発表する「SPOTLIGHT」の開催を告げるチラシ(佐々木陽菜さん提供)

当日は、Kポップダンスやヒップホップダンスの発表、男子2人組の歌唱、手作りお菓子の販売、写真展示、毛筆作品展示に高校生12人が参加する予定。

 東日本大震災の復興支援をきっかけに野田村で結成された園児から大人までのダンスチームや、今回のイベント限定のダンスチーム、洋野町出身の漫才コンビも登場して盛り上げる。

 出店コーナーでは、リボン作家、手作りアクセサリー販売の女子短大生、絵馬展示の市地域おこし協力隊員も特別出店する。

 入場無料。会場は久慈市中央市民センターで、時間は午前11時~午後3時。

 
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