Free「世界津波の日」での成果報告 サミット参加の伊藤さん(八戸中央高)

サミットでの成果などを報告する伊藤進悟さん(右)
サミットでの成果などを報告する伊藤進悟さん(右)

10月中旬に新潟県で開催された「世界津波の日 高校生サミット」に参加した伊藤進悟さん(青森県立八戸中央高1年)が22日、県教育庁を訪れ、和嶋延寿教育長に成果などを報告した。

 同サミットは、津波の脅威や対策を学ぶことを目的に毎年開かれており、今年は26カ国から約250人の高校生が参加した。

 伊藤さんは、サミットで「津波から命を守るために」をテーマに発表。「外国の生徒もいるので基本的に英語で話した。慣れない中で、ほかの生徒と協力しながら伝えた」と振り返った。

 実際の発表と同様にスライドを用いて、津波に関する生徒のアンケートなどを紹介。避難の手段を事前に確認しておけば、被災時に信号が故障しても冷静に対応できる―などと解決策を示した。

 和嶋教育長は「素晴らしい発表。海外の人も参加するイベントに挑戦した勇気を称賛したい」と成果をたたえた。

 伊藤さんは「常に防災意識を持って生活することや、正確な情報を共有することの重要性を伝えたい」と力を込めた。

 
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