Free50年の歩み、かみ締めて 松陽小で閉校記念式典/十和田

立崎駒踊りを披露する児童
立崎駒踊りを披露する児童

本年度末で閉校する十和田市立松陽小(新堂正一校長)で19日、閉校記念式典が開かれた。在校生37人と教職員、地域住民ら約120人が出席。50年の歩みを振り返り、学びやとの別れを惜しんだ。閉校後は洞内小と統合し、大深内小となる。

 松陽小は1972年に開校し、これまで902人の卒業生を送り出してきた。

 小山田久市長が「松陽小の名は皆さんの心の中に永遠に残り続ける。本校での学びを誇りに、新しい環境でも多くの友達を作ってください」と式辞。新堂校長は「本校が地域に根差した教育を展開してこられたのは、子どもたちのより良い成長を何よりも願う保護者、地域の方々の熱い心が一年一年積み重なり、地域の絆を着実に深めてきたからだ」と住民の支援に感謝した。

 児童たちは学年ごとに、学校生活での楽しかった思い出や学校の歴史について、歌や踊り、寸劇を交えて発表。4~6年生の児童は、地域の伝統芸能「立崎駒踊り」を披露した。最後は、学びやへの感謝の気持ちを込めて、伸びやかに校歌を歌った。

 
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