Free焼き芋自販機を設置 宅配クック十和田店、宮崎の農福連携に賛同

焼き芋自販機をPRする雇地三起代表
焼き芋自販機をPRする雇地三起代表

高齢者向けの宅配弁当チェーン「宅配クック123(ワン・ツゥ・スリー)」十和田店(雇地三起(やといちさんき)代表)は2日、十和田市西二十三番町にある店舗の駐車場に、焼き芋の自動販売機を設置した。障害者の所得向上を目指す宮崎県日向市の事業所に賛同したもので、青森県内で3台目となる。

 焼き芋自販機を展開するのは、日向市で農福連携に取り組む「農福産業」。現地の障害者が、南九州産のサツマイモ「紅はるか」を栽培、加工している。

 同社は事業への賛同者を募っており、今回の十和田市を含めて全国23道府県に73台が設置済み。青森県内では弘前市に2台ある。

 同社によると、全国では地元の障害者福祉施設が加工作業の一部を担ったり、将来的に地元産のサツマイモを使ったりする動きがあるという。雇地代表は「ゆくゆくは十和田でも、地元で取れたサツマイモを使い、地元で生産や加工ができるようになれば」と話している。

 焼き芋は糖度40度で、ねっとりとした食感。190グラム入りでホット、コールドのいずれも500円。自販機から缶詰めされて出てくるため、缶は自販機横にある回収箱に返却するよう呼びかけている。

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