Free海保大型無人機、八戸で運用開始 

海上自衛隊八戸航空基地の滑走路から離陸したシーガーディアン=19日午後3時20分ごろ、八戸市
海上自衛隊八戸航空基地の滑走路から離陸したシーガーディアン=19日午後3時20分ごろ、八戸市

海上保安庁は19日、海洋監視強化に向け、海上自衛隊八戸航空基地で大型無人航空機「シーガーディアン」(MQ―9B)の運用を始めた。長時間にわたる広範囲の海洋監視に優れ、犯罪の取り締まりや海難、災害対応などに活用する。

 同日は午後3時15分ごろ、シーガーディアン1機が同基地の滑走路から西に飛び立ち、旋回して海に向かった。海保によると、安全に飛行するためのチェックや機器の確認作業などを実施し、同4時ごろに帰還。トラブルなどはなかった。

 米ジェネラル・アトミクス社製で全長11・7メートル、幅24メートル。航続時間は24時間以上。日本の排他的経済水域(EEZ)を周回できる性能がある。高度120メートルでの騒音は最大75デシベル程度で、旅客機より静音という。

 操縦と整備は同社に委託。基地格納庫内のオペレーションセンターで指揮する。今後も操縦士や海上保安官の訓練を重ね、運用の慣熟に努める。

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