Free週間ダイジェスト(10月9~15日)

▽巨大鍋でせんべい汁
 八戸公園で9日、秋の恒例イベント「縄文なべまつり」が開かれた。直径3メートルの巨大な縄文鍋に、鶏肉80キロや煎餅6千枚などの具材を入れ、2800食分の「せんべい汁」を用意。訪れた多くの来場者が、八戸地域を代表する郷土料理を味わった。

 ▽マゾイの稚魚初出荷
 階上町の青森県栽培漁業振興協会は11日、本年度分のマゾイ(キツネメバル)の稚魚を初出荷した。養殖分を除いては過去最多となる約5万8千匹を今月末までに放流予定。定着性の強い高級魚で釣り人からの人気も高く、関係者は漁業と観光の振興に期待を寄せた。

 ▽最終処分地拒否条例の請願不採択
 青森県議会は11日の定例会本会議で、反核燃団体が提出していた「青森県を高レベル放射性廃棄物の最終処分地としない条例」を求める請願を不採択とした。立憲民主、共産、県民の会の野党3会派が制定に賛成したが、最大会派の自民党が反対した。

 ▽尻屋埼灯台、国重文指定へ
 文化審議会は12日、明治期に造られ、今も現役の尻屋埼灯台(東通村)を国の重要文化財に指定するよう、永岡桂子文部科学相に答申した。近く官報に告示され、正式に指定される予定。青森県の重要文化財(建造物)は34件となる。

 ▽黒田氏にJ2町田が監督就任を打診
 青森山田高サッカー部の黒田剛監督(52)が、J2町田ゼルビアから監督就任のオファーを受けていることが12日、分かった。黒田氏は取材に「まだJ2のシーズンも終わっていない中、何も正式に決まっていない」としつつ、「ありがたい話を頂いている。前向きに検討したい」との意向を示した。

 ▽グロウテーブルを認定
 青森県は13日、地元企業の新商品のPRを支援する「レッツBuyあおもり新商品認定事業」に、家具や建具などの製造を手がける柳沢ファニチャー(五戸町)が開発した「グロウテーブル」など3商品を認定した。認定事業は県が2005年度に創設し、これまでに119件を認定している。

 ▽作付面積、過去最低を更新
 東北農政局は14日、青森県内の2022年産の水田の作付け状況を公表した。主食用米の作付面積は3万3900ヘクタール(前年産比300ヘクタール減)、予想収穫量は20万1700トン(9千トン減)で、いずれも過去最低だった昨年産より減少した。主食用米の需要低迷による米価下落が続く中、飼料用米や大豆などへの転換が進んだことが要因。

 
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