Free中世の子ども用小袖 千葉高生が復元 草木染めで優しい色に 

中世の小袖を製作した千葉学園高の生徒ら
中世の小袖を製作した千葉学園高の生徒ら

千葉学園高(岡本潤子校長)生活文化科の3年生4人が中世に庶民の子どもが着用していた小袖2着を復元し、八戸市博物館に寄贈した。小袖は1日に史跡根城の広場で開かれた「史跡根城まつり」でお披露目された。

 同校による中世衣装の製作は今回が4度目。製作したのは赤波江結衣さん(17)、小笠原幸恵さん(18)、杉渕あゆなさん(17)、宗前怜奈さん(17)。同館の職員らと協力しながら、7月頃から約2カ月かけて完成させた。

 小袖は5~10歳の子ども用で、帯が縫い付けてあるのが特徴。根城史跡にあるタラノキとクルミを使って染色し、グレーと淡い黄色の優しい色合いに仕上げた。

 史跡根城まつりでは、市立江南小の児童2人が小袖を着て登場した。小笠原さんは「初めて草木染めをしたが、思ったより優しい色になった」と満足げ。赤波江さんは「服装の歴史、八戸の歴史に興味を持つきっかけになった」と話した。

 小袖2着は今後、史跡根城の広場での着用体験などで使用する予定。

………………………………………

※地域のニュースはデーリー東北で。まずはアプリをダウンロードしてお試しください。無料コンテンツもたくさんあります。
https://www.daily-tohoku.news/user-guide-app

 
お気に入り登録